「冒険手帳」が面白い?!

たちばなしNo.71

冒険手帳



こうさんの読書三昧



幼い頃、ミミズにおしっこをかけるとオチンチンが腫れてくるからやってはいけないといわれていた。そんな訳はあるまいと、友達の前で大きなミミズに自慢げにおしっこをかけた。
ところがどうだ。次の日にオチンチンが見事に腫れあがってしまった。
汚い手で触って菌が入ったのかもしれないが、その頃の幼い自分にはそんな考えなど微塵も浮かばなかった。
腫れたオチンチンを見て、言われていたことは本当だったと信じた。
そして二度とミミズ様にはおしっこをかけないと子ども心に誓ったのだった。


この本を読んで、そんな幼い頃の体験を思い出した。


自分が持っているこの本、「冒険手帳」は、1972年の主婦と生活社刊のものに加筆、修正されて文庫本になったものである。
今から半世紀前に書かれたものだ。


今の時代では発売されることはないと思われるほどの刺激的な本、と言っていい。
その過激さは、実際に手に取ってみるとよくわかる。
「冒険手帳」という表題から子供向けの本かと思われるが、これは大人向けの本である。
イラストもリアルでグロテスクだが、それにも増して内容もなかなかのものだ。

例えば、

〇 ウサギの焼き方

ウサギを焼くときには葉のついた生木を用意するようにすすめている。それは、脂が火の中に落ちて燃え上がり肉が燃えてしまうから、生木で火をたたき消すのだそうだ。
50年前に生きていた者としては、あのころにこんなことをしている人はそもそも何人いたのだろうと首をかしげてしまう。
そして、ご丁寧にもウサギの捌き方をイラストで説明している。
その前に、ウサギの捕まえ方すら知らないのに。


〇 食べられる昆虫

日本人は、昔から昆虫をよく食べてきた。自分も山奥に暮らす友人にハチごはんをご馳走?になったことがある。彼は、そのご飯を食べながらハチの捕まえ方を懇切丁寧に教えてくれた。感心した覚えはあるが、役には立たないと思って聞いていた。なぜなら、米粒の間からハチが顔を出しているめしを内心二度と食べたくないと思っていたからだ。
だが、ここに書かれているものはそんな程度のものではない。
セミは生で食べられる。カミキリムシの幼虫は穴から引っ張り出してそのまま食べる。カブトムシは焚火で焼いて食べる。ムカデは唐揚げ。クモは足をちぎって食べる。チョコレート味だそうだ。ウジ虫まで食べられるという。こうなってくると食べられない物はないように思えてくる。


〇 ハチに刺されたり毒蛇にかまれたりしたときの対処法

ハチに刺されたら張りを抜いて、アンモニアがなければかわりに友達におしっこをかけてもらえと進める。痛いよりましだとまで言う。それはそうかもしれないが・・。
でも、この話は幼い頃に聞いたことがるので、昔はみなそう考えていたのだろう。実際にやったという話を聞いたことはないが。
毒ヘビに噛まれたら、ヘビを引っ張っぱらずに上の牙からはずせと訴えている。ヘビに噛まれてそんなに冷静でいられる人はいるのだろうか。「よしよし今はずしてやるからな。じっとしていろよ」なんて気持ちで対処できるはずもない。
ヘビを引きはがしたら、次は噛まれた上のところを縛って、その後毒を吸い出せとすすめている。あり得ない。だがこの話も子どもの頃には聞いたことがある。
しかし身近に毒ヘビに噛まれた人はおらず、この方法が正しいかどうか定かではない。


とにかく、こういった冒険(サバイバル)するうえでのアドバイスがたくさん載っている。
どれもやれそうにはないが、無人島で死にそうになったらするかもしれない?



この本は、ユニークで面白い提案もしてくれている。

例えば、

長い時間なら内またで歩け!
内またで歩くと疲れないそうだ。
ふと自分の足元を見たらば、内向きにはなっていなかった。
そういえば整体の先生に、外側に重心がかかる歩き方をしているから腰や背中に負担がかかって腰を痛めたのだと言われた。
やはり内または、体に負担がかからない歩き方なのかもしれない。
「ためしにはだしで歩いてみよう。無意識のうちに内またになっているのに気づくはずだ。人間の足は、つま先がやや内向きのときに自由な状態でヒザの関節を十分に使うことができるからである」

トウモロコシの毛でヤンマを獲れ!
そうそう都合よくメスのヤンマが捕まるわけはない。だから、これはなかなか良い情報だ。ただ、トウモロコシをいつも持って出かけないといけないが。
「メスが手に入らない場合は、トウモロコシを代用しても、やはりオスが寄ってくる。ただし、この場合は、からみ合わないから、近づいてきたときに捕虫網やトリモチでとるとよい」

暗闇でも見える!
明るいところから急に暗いところに入ると、目が慣れるまではまったく見えない。
理屈ではわかるが、本当に見えるようになるのかやってみないとわからない。
「突然暗いところへ入ると瞬間目がくらむことがある。あらかじめ片目をつぶっておけば、その目は暗闇でも見える。忍者式なのだ!」


刺激的だが面白い。
ただ、キャンプ先のテントの中で眠る前に読むと悪い夢をみそうだ。



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