たちばなしNo.34

こうさんのあそ部
ロープの結び方学習 その2
エビ結びとの出会い
長いロープを片付けるとき、ちょっとした手間で女子にもてる?かどうかは責任を負えないが、見た目がかっこよく、携帯するのに便利なまとめ方がある。
それが、エビ結び だ。
以前、地域の行事がすんで、長いロープを腕に巻き付けて輪を作ってまとめようとしていたとき、一緒に作業していた一人が、
「エビ結びにしておくと便利だよ」
と言って、手を差し出した。
彼は、せっかくきれいに輪にしたロープをほどき、二つ折りにしてから八の字を書くようにしてあっという間にロープを束ねた。
その出来上がりを見て、
「おお、かっこいい!」
と、みんなが思わず「オー」と声を上げた。
それをほかの人たちと一緒に教えてもらったが、微妙なところがなかなかわからない。それでも何度も練習してやっとできるようになったものの、師匠のように美しくはまだできない。
ご覧の通りこの程度のできだが、手前味噌ながらカッコよくできた方ではないかと思っている。
そこそこ出来ならば10回程度練習をすればできるので、身近にロープがあれば遊びのつもりでやってみてはどうだろうか。
エビ結びとは?
まずは、エビ結びとはどんなものなのか説明しよう。
これは、何かを縛るロープの結び方ではなく、長いロープを片付ける結び方である。この結び方をすると携帯に便利で、使いたいときにすぐにほどけるという利点がある。そのうえカッコイイ。一度覚えてしまえば、次からは簡単にできるようになる。
簡単で、カッコよくて、便利である。申し分のない結び方だ。自分で仕上げた時は、きっと感動するに違いない。
結び方
では、やり方を順に教えよう。
自分がやった時に迷ったところは、とくにていねいに伝えようと思う。
1.ロープを真ん中で二つに折る。
2.折った先を少し指から出して持つ。
3.親指以外の4本の指に巻き付けて、小さな輪を作る。
4.ロープの長いほうを左下から右上にまわして、前の輪より大きい輪を作る。
5.ロープが下の写真のように巻けなくなるまで、4の動作を繰り返す。
成功のカギはこの4の動作の繰り返し部分にある。
<注意点>
①ロープがねじれないようにして、きれいにそろえながら巻いていく。
②巻き付けていくとき、ある程度しっかり押さえて形を整えながら巻いていく。
③下の写真よりも、もう少しロープを余らせる。下の写真のように余りが短いと次の6の操作がしにくい。この写真の余りロープの長さは失敗例。余りの長さはこの1.5倍はほしい。
6.余ったロープを二つ折りにして、折った部分だけを最初に作った小さな輪に突っ込む。
このとき、ロープの先端は写真のように輪に通してはいけない。
後ろから見るとこうなっている。折った部分だけが小さな輪から出ている。
7.先っぽの輪を軽く引き上げる。すると、折った部分が小さな輪に挟まれて引き上げられることによって、ロープ全体が締め付けられる。これで完成である。
8.解くときは、下の写真の指先にある2本のロープを下に引くと、魔法が解けたように瞬時にバラバラになる。
カッコよくて、使うときに便利
縛るときはひと手間かかるが、使うときは超簡単に解けるのがこのエビ結びの最大の良さだ。
巻き付けるときのていねいな仕事が、きれいな仕上げにつながる。完成したエビ結びを見て、女子はキュンとするかもしれない。男子だって、「オー」って歓声をあげたぐらいだから、きっとそうなることを信じている。
ただし、完成形が腐ったエビになってしまったら、逆効果になることを肝に銘じておこう。
そうならないように練習あるのみ。
よしあと十回は練習しよう。
これがうまくなったら、次は「外科結び」に挑戦するぞ!
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