たちばなしNo.54
こうさんのひとり言
新型コロナウイルスに効く特効薬はまだない。
もし薬が開発されれば、インフルエンザのように予防もできるようになる。また仮にウイルスにやられても治療薬があれば治せる確率も飛躍的に上げられる。
3月末に、安倍首相がインフルエンザの薬「アビガン」の治験プロセスを開始すると表明した。それからまもなく1か月が経とうとしている。開発はどこまで進んでいるのだろうか。
治療薬とワクチン、どちらも開発には莫大な開発費がかかる。新薬開発はハイリスク・ハイリターンなのだ。開発がとん挫したり、他に後れを取ったりすれば企業存続に大きな影響が出る。慎重にならざるを得ない。
こういう場合、国が資金を投入して研究開発を急がせるべきである。
治療薬
アメリカのギリアドというところが、レムデシビルという薬の治験を行い、患者のほとんどが回復して1週間以内に退院したという。この薬はエボラ出血熱を対象に開発されたもののようだ。だが、まだどこの国や地域からも承認はされていない。
しかし現状では明るい知らせだ。
日本でも、富士フィルムや帝人などの企業が開発に参加している。
富士フィルムがファビピラビル(アビガンの一般名)の開発に取り組んでいる。帝人はシクレソニドというステロイド薬の開発に取り組んでいる。
しかしどちらも、まだまだ時間がかかりそうだ。
ワクチン
ワクチンは、アメリカのmRNAワクチンが試験中らしい。
日本でもアンジェスが大阪大と共同開発をしている。6か月以内に臨床試験を開始する予定のようだ。
田辺三菱製薬も開発。人での臨床試験を8月までに開始するという。
こちらも、まだ先は遠い。
こうなると、新型コロナとの戦いはやはり長期戦の様相を呈してきた。
今はじっと耐え、薬やワクチンの開発を待つより仕方ない。
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